龍水港の渡し場
廟は高雄市鼓山区河西一路にあり、愛河に面しています。清の康熙年間、美術南二路七〇巷の川岸あたりは「龍水港の渡し場」として知られ、人々を渡す竹いかだの発着場でした。廟名の「龍水」はここから取られています。
明末に福建から奉じられた、台湾におけるナタ太子の開基廟。
廟は高雄市鼓山区河西一路にあり、愛河に面しています。清の康熙年間、美術南二路七〇巷の川岸あたりは「龍水港の渡し場」として知られ、人々を渡す竹いかだの発着場でした。廟名の「龍水」はここから取られています。
主祭神は中壇元帥、またの名をナタ太子といいます。ご神像は明末、李氏の先祖が福建から台湾へ渡る際に携えた神々のひとつで、渡し場のかたわらに李家の祠を建てて祀ったのが始まりです。はじめは一族の私的な祠でしたが、のちに地域の公廟となり、戦後に現在の場所へ廟が建てられました。ナタ太子が台湾に渡って久しいことから、当廟は「全台龍水港開基太子爺廟」とも呼ばれます。
高雄・三鳳宮の中壇元帥は 1673 年以前に当廟から分霊されたもの、前鎮戲獅甲・広済宮の中壇元帥は 1760 年に分霊されたものです。
当廟の中壇元帥の聖誕は旧暦九月九日。毎年九月七日には三鳳宮が祝賀に訪れ、ご神像を迎えて芝居を奉納し、十日にお返しします。広済宮のナタ太子は聖誕の前日、神輿に乗って祖廟である当廟へ里帰りします。
廟前の広場には愛河に面して龍水福徳祠があり、土地神(福徳正神)をお祀りしています。廟の前を流れる愛河は河口に近い「水尾」にあたることから、ここの土地神は「水尾福徳正神」と呼ばれます。
石碑には本殿の落成を 1946 年 2 月と記し、一族の口述記録では 1950 年頃の完成と伝えます。いずれもそのまま併記します。